おたふくワクチンの出荷調整解除

お待たせしました!
ようやくおたふくワクチンの出荷調整が解除となりました。長くお待ちいただいた方も多かったと思います。ご迷惑をおかけしました。接種ご希望の方はインターネットからご予約をお願いいたします。注)おたふくワクチンは日本では定期接種にはなっていないため、自費(8,500円)です。
おたふくかぜ(ムンプス)は、耳下腺(ほっぺの下)や顎下線(顎の下)が腫れて痛くなるウイルス感染です。通常は自然に治りますが、合併症があります。一つは髄膜炎で入院する方は80人に一人ぐらいいますが、大体よくなります。もう一つの代表的な合併症に難聴があり、耳下腺と耳の神経が近いために起こるのですが、これは治らないと言われています。耳下腺の腫れがなくても、難聴だけが起きることがあり深刻です。そういう重い合併症を考え、日本小児科学会では1歳と5歳でワクチン接種を受けることを推奨しています。実は、おたふくワクチンは生ワクチンのため、弱毒化したおたふくウイルスを使っているため、ワクチンの副反応で接種3週間後に耳下腺が腫れる(100人に2〜3人)、髄膜炎(1万人に4〜5人)ことがありますが、自然罹患に比べ、合併症発症の可能性が低いので、ワクチンのメリットが上回ると考え接種されている方が多いです。
*なお、日本脳炎ワクチンについても大変お待たせしておりますが、こちらはまだ出荷調整があり、月に限られた数しか入荷しないので、ご希望の予約枠が開かない状況です。ご不便をおかけしますが、ご了承ください。
2022年05月04日 カテゴリー: お知らせ
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